おもちゃ病院 修理のヒント 

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ラジコン発振回路検査器、RF・プローブの製作

         

テスターの電圧測定、又は電圧計を接続して、電圧を図ります。

アンテナから出ている電波を検出するのではなく、回路チェック用の検査器です。

CPUのクロック発振も確認できるはずですが、未確認です。

 

水晶発振子の両端、トランジスターのベースとコレクター、

アンテナ、CPUの発振子の両端、

に直接タッチして高周波電圧を測定します。

 

高周波電圧だけを表示しますので、水晶が発振しているか、

トランジスターが増幅しているか、が分かります。

 

27MHzの送信機を実際に測ってみましたが、

発振段のベースが5V、コレクタで3.5V

増幅段のベースが3.5V、コレクタが5V

アンテナはタッチする場所で異なり、13〜20Vでした。

 

電圧計を接続すると、数mVから数Vまでフラフラしますが正常です。

アナログテスターの場合、アンテナの電圧が9V〜になりました。

 

回路図です。

     

 

部品です。

(1)針: 適当な太さの縫い針、頭の付いたまちばりが最適です。

(2)コンデンサー: セラミックコンデンサー、102(50V)と222(50V)。

(3)ダイオード: 小信号用シリコンダイオード(ガラス封止)2個。1N4148等。

                     100MHzまでは動作確認しました。

(4)クリップ: 赤、黒 各1個。

 

配線します。

ステンレス用フラックスを使って針をハンダします。

ハンダ終了。

針を固定するので、固めのチューブ又はパイプを通します。

前後はホットボンド等で閉め切ります。

 

おまけ

テスターの代わりにアンプをつなぐと、信号音が聞こえます。


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