おもちゃ病院 修理のヒント 

おもちゃを修理に出したい方はおもちゃ病院のホームページに開院情報があります。


オーディオ信号検査器(+クリスタルイヤーホーン)

音、音楽に関して、トランジスター、IC、等の信号の流れのトレース、

リモコン等のパルス出力の検査、等、

オシロスコープで対応できる変化する信号を音で判定するのが目的です。

 

音を聞くのにクリスタルイヤーホーン、又はセラミックイヤーホーンを使います。

写真にあるイヤーホーンはセラミックイヤーホーンです。

鉱石ラジオ(ゲルマラジオ)で使われたクリスタルイヤーホーンのように

インピーダンスが高いのでアンプ無しでICの入力側の音が聞こえます。

 

後述しますが、耳が少し悪くなってきたなと思われる方は

セラミックイヤーホーンの代わりにに100均アンプを使って下さい。

 

オシロスコープと音との関係

    波形 → 音のひずみ

    繰り返し周期 → 音の高低(周波数)

    波形のレベル → 音の強弱

 

修理には、出ているか、出ていないか、が重要ですので、

正確さにはオシロにかないませんが、音で正常/異常の判定はできます。

 

音の増幅用IC、トランジスター、回路に入っているコンデンサーの良否判定。

リモコン送信器のパルス出力。

リモコン受信器のオーディオ出力。

キースキャン信号も聞こえると思いますが、未確認です。

 

回路

ピックアップ回路に直列に10uF、4.5V以上のコンデンサーを入れるだけです。

プラスをピックアップ側にします。

 

組立

1mm径の縫い針-[半田付け]-0.5mm径のステンレスワイヤー-[半田付け]-柔かいワイヤー

 

4mmx80mmのプラスティックパイプを被せて、メンテし易いように瞬間で軽く固定します。

鉛筆を持つように構えたかったので、少し長めになっています。

 

超小型スピーカーを分解して、スピーカーとプラグをはずし、ホーンジャックが入るように

穴を広げました。ピックアップとGND線は穴を開けて通してあります。

組立後、ホットボンドで固定します。

 

音が小さいと感じられたら、10KΩを直列に入れて、100均アンプを使ってください。

入れないと、最小音量にしても入力オーバーで音がひずみます。


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