おもちゃ病院 修理のヒント 

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13.マイクチェッカーの製作

楽器類には良くマイクが付いています。

ワイヤーの断線が多いのですが、マイク自体の不良なのかどうか確認できると原因が

突き止めやすくなります。又、マイクを本体から抜いてチェックすることも出来ます。

コンデンサーマイクに必要な直流を乗せる付加回路をセリアで調達したアンプに繋ぎます。

   

同じ抵抗器、コンデンサーが無い時は

1K→470〜2K

2.2K→2.2K〜4.7K

1uF→1uF〜4.7uF、小型の物。電圧は6.3V以上

10uF→10uF〜47uF、小型の物。電圧は6.3V以上

この範囲であれば手持ちを使って下さい。

 

まず、2.5mmピッチのユニバーサル基板から16x16mm(6穴x6穴)を切り出します。

抵抗器、コンデンサーを写真のように配置し、配線します。コンデンサーは小さいほど良いです。

  

間違いが少なくなる様に半田面に部品を配置します。

右の写真の様に10uFのコンデンサーのマイナス側リードがプラス側に接触しないようにして下さい。

リード線を半田付けします。

   

左に行っている2本の線がマイク側、右に行っている3本の線がアンプ側です。

マイク側の2本の線は使いやすい長さにカットし、先にワニグチクリップを付けておきます。

次にアンプ側の3本の線を配線します。

写真を参考に長さを決め、4mm位の収縮チューブを被せておきます。

 

ここまで出来たらマイクを繋いで動作チェックをします。

アンプのジャックにはイヤフォーンを入れた方が聞きやすいでしょう。

チューブを被せた3本は線は元の細い線の通り道を通過できませんので、

穴を3−4mmのドリルで広げておきます。

   

追加した基板に太めの収縮チューブを被せて出来上がりです。

チューブが無ければ、テープでもOKです。ホットボンドでも何とかなりそうです。

丸型の小さいスピーカーはゲインが無いようで、ひどく聞きにくい事が分かりました。

 

[ ヒント 1 ]

市販の一番小さなコンデンサーが必要になりますが、

基板を使わず空中配線でアンプ基板のパターン側に収める事ができます。

 

[ ヒント 2 ]

電池を取り出し、そこに基板を入れる事も出来ます。

外にプラス、マイナスの線を引き出しておいて、使う時に電池を繋ぎます。

 

[ おまけ ]

詳しくは書きませんがアンプを他の冶具にも使いたくて、パターンを切り刻んで、

ジャックから入力、電源、GNDを出し、イヤホーンを直付けして使っています。

   

右側の写真ですが、スピーカーは入っておらず、中に基板が入っています。

聞くのは直付けしたイヤホーンです。


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