おもちゃ病院 修理のヒント 

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PICマイコンを使用、運転台のウインカーの修理

 三輪車等の乗り物に取り付ける運転台です。

ハンドルを左右に回すと、それに応じてウインカーが点滅し、カチカチ音が出ます。

1.左は問題なし。点滅し、音が出ます。

2.右は点滅せず、音も出ません。

3.ICの根元でオン・オフしても何も起きないので、IC不良と判断しました。

4.左は音が出るので、これを利用する事にします。

5.本体の基板から左右スイッチと左右LEDの配線をはずします。

   これは新作した回路につなぎます。

6.スイッチで点滅する左右のLED(2入力、2出力)と

  左右どちらのスイッチが押されても本体の左スイッチ回路をオンにする回路を作ります。

7.入力に応じた出力が出るようにプログラムを作ります。音とのタイミングを合わせるために、

  点滅の時間を実験したのですが、400mSの点灯時間でした。

7.PICマイコンはPIC12F683のフラットタイプを使用し、17x15mmの基板に実装しました。

 実際の様子は

8.内部の空き地に貼り付けてあります。

  部品は基板、IC、抵抗、コンデンサーです。

  配線は電源+−、左右スイッチ、左右LED、本体基板の右スイッチ入力端子の7本です。

9.ICは90円でしたので、線を取り付けた基板の状態で200円と言った所でしょうか。


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