おもちゃ病院 修理のヒント
おもちゃを修理に出したい方はおもちゃ病院のホームページに開院情報があります。
夢の子ユメル(男の子)、ネルル(女の子)、ミルル(女の子)の修理
単二電池4本と、リチウムボタン電池、2032が1個必要です。
十数年前に発売され、現在も販売されています。
ハードウエアは変更せず、ソフトがバージョンアップされています。
着替え用衣装も販売されていますので、外見は色々なものがあるようです。
最近になって、おしゃべり犬が加わりました。
販売中のモデル
左からユメル、ネルル、ミルルです。
犬のモデル(ダッキー)もあります。中身は同じようです。
今回修理したモデル
ユメルとネルルと思われます。
初期のモデルのようで、動作が取扱説明書(ユメル、ネルル、ミルル)と少し違っています。
基本動作は変わりませんが、販売中のモデルは機能が増えているようです。
男の子と女の子の違い
1.プログラム: 男の子は「ボク」、女の子は「わたし」と言います。
2.内部構造: 同一。
3.外見: 服だけでなく、皮膚の色も変えています。
内部構造
額にマイク
頭頂部後ろ側に頭をなでた事を検知する頭部接触センサー
腹部におなかを撫でた事を検知する腹部接触センサー
左右の手にスイッチ
寝ているか起きているかを検知する傾斜センサー
頭部と胴体になる電池ケースから成っています。
手足に骨は入っていません。
各部詳細
センサーの働き
マイク: 音を拾います。言葉は認識していません。
頭部接触センサー: 頭を撫でられたと認識して、その状況に応じた話をします。
腹部接触センサー: 気持が良いと言います。
傾斜センサー: 寝かせておなかを撫でると寝むいようと言います。
左右のスイッチ: 手を5〜10秒間握るとスリープモードにできます。
時間設定では左右が区別されますので注意が必要です。
ドアースイッチ
故障修理
1.左手スイッチリード線の断線。途中とスイッチの根元の2か所。
2.スピーカーリード線、スピーカーの根元で断線。
全部バラさないと、スピーカーが頭部に入っているため配線を見る事ができません。
この状態で電池を入れずにテストする時はドアースイッチをオンにする事を忘れない事です。
動作検査
1.リセットスイッチを押す。
2.音楽が鳴って、設定モードになる。
3.現在の日時、起床時間、就寝時間、誕生日、を設定します。
この時、頭部センサーがエンターキー、左手が設定キーになります。
全て設定してください。
4.音楽が鳴って、設定終わりです。
5.設定スイッチを押すと、音楽が鳴って、設定モードになる。
6.現在の日時、起床時間、就寝時間、誕生日、を聞いてきますので、
右手スイッチでパスする。
7.音楽が鳴って、設定モードが終了します。
8.頭を撫でたり、おなかをさすったり、左右」の手を握ったりすると
色々とお話しします。
9.おなかをさすると気持ちよさそうにします。
10.電池蓋のロックを外して蓋を開けると、動作を停止します。
11.再度、蓋を占めてロックし、左手を握ると眠りから目覚めます。
このとき、設定は維持されているかどうか、設定ボタンを押して確認します。