オームの法則 


1.オームの法則とは。

  電線でもなんでも電気を通す物に電圧を掛けると電圧が下ります。

  どれくらい電圧が下るかと言うと

    E = I * R [V] (E=電圧、I=電流、R=抵抗)。

  電池から100Ωを通してICに繋がっているとします。

    この100Ωの両端の電圧が1.0Vだったら

    ICに電気が流れている事が分かり、その電流が分かります。

      1.0=I * 100(I=電流)

      I=1/100=0.01=10mA

2.オームの法則

  回路を流れる電流と電圧が分かれば、抵抗が分かります。

    R = E / I [Ω]

  回路の電圧と抵抗が分かれば、電流が分かります。

    I = E / R [A]

  回路を流れる電流と抵抗が分かれば、電圧が分かります。

    E = I * R [V]

  計算する時の単位はそれぞれ、V(ボルト)、A(アンペア)、Ω(オーム)です。

  mA(ミリアンペア)でもなく、KΩ(キロオーム)でもありません。

3.実例

  (1)合成抵抗

    R=R1+R2+R3

      R1=R2=R3=100Ωの時、R=300Ω

        

  (2)合成抵抗

    R=1/((1/R1)+(1/R2)+(1/R3))

       R1=R2=R3=90Ωの時、R=30Ω

    

  (3)分圧

    V2=V1*(R2/(R1+R2))

      V1=3V、R1=1KΩ、R2=2KΩの時

      V2=3*(2/(1+2)=2V

   

4.キルヒホッフの第一法則

  法則の名前はどうでも良いのですが、当たり前に見えるこの法則が複雑な回路を

  解きほぐしてくれます。

  その法則とは

    電気回路の任意の分岐点について、

    そこに流れ込む電流の和は、

    そこから流れ出る電流の和に等しい。

    I1=I2+I3

    I1+I2=I3+I4

 


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